カジュアルクラシックコンサート〜トリオ〜

今度の日曜日10日(日)カジュアルクラシックコンサートを行います。子ども達は無料でご招待しますので、クラシックを聴いてみたい方どうぞお越しください。

カジュアルクラシックコンサートは、今回で4回目。毎回本格的なクラシックを演奏し、地域の子ども達を招待し、大人にも子どもにもクラシック音楽に気軽に触れてもらいたいという思いで行ってきました。奏者は全員子育て真っ最中の母親です。今回もしっかりとしたクラシック音楽を演奏します。

当日演奏する曲を少しご紹介したいと思います。

ソロの作品は前回の投稿で書きましたので、今日は3人で演奏するトリオの作品について。

クーラウ作曲
『フルートとピアノのためのトリオ作品119 』
前期ロマン派のデンマークの宮廷作曲家であるFr.クーラウ (1786-1832) の作品は、フルートの曲がたくさんあります。フルート音楽のベートーヴェンとも呼ばれています。今回演奏するフルート二重奏とピアノのための作品も、ベートーヴェンっぽい雰囲気です。ですが、フルートの二重奏がすごく華やかで軽やかなので、ベートーヴェンの重いイメージはあまりなく、軽快できらびやかな雰囲気も同時に感じられる曲調です。

そして、

ドゥリング作曲
『オーボエ、フルート、ピアノのためのトリオ』
ドゥリングは、1923年生まれ、イギリスの女性作曲家です。女性の作曲家ってクラシックの作曲家ではとても珍しいです。ドゥリングの旦那様がオーボエ奏者だったことから、オーボエのための曲をたくさん作っています。今回演奏する曲もオーボエとフルートとピアノのための曲ですが、今回はオーボエパートをフルートに変えて演奏します。第二楽章がとても美しい!音の使い方も細やかで、繊細な響きです。第一楽章は拍子がころころと変わるので、演奏する側はしっくりくるまでに時間がかかりましたが、イキイキとした曲調が聴いていて心地よいと思います。

フルート奏者のお二人は私が知り合う前からデュオでの演奏をたくさんしてきたとのこと。本当に息がピッタリ合うんです!長年の積み重ね、すごいです‼️